自費出版
物性科学の開拓
ゴムや金属、液晶、ガラスなど、身近な物質を題材にそれぞれが持つ性質や構造を「物性科学」という視点から分かりやすく解き明かしていく。普段何気なく使っているものの中に潜む科学的な謎に、理論と実験、マクロとミクロの両面から迫る。科学の歴史にも触れながら、物質を深く探究することの面白さや意味を感じられる一冊。
著者 | 山部 恵造 |
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出版形式 | 自費出版 |
価格 | 本体 1,700円 |
タイプ | A5判 上製 140ページ |
発行日 | 2025年6月4日 |
ISBN | 978-4-87751-649-9 |
目次
まえがき
第1章 序章
第2章 「金属」の物性科学で何が欠けているか
第3章 「エントロピーが体積を決める」とは?
第4章 液晶という「分子の世界」
第5章 透明なガラスが「乱れた系」とはどういうこと?
第6章 「コロイド」とは何でしょうか?
第7章 時間が関わってくる物性
第8章 様々な「広義の相変化」と物性
物性科学の開拓 あとがき
索引
著者:
山部 恵造
1934年 神戸市に生まれる
1954年 東京大学・理科1類入学
1958年 同・工学部冶金学科卒業
1958年 日本電信電話公社(現NTT)電気通信研究所入所
物性研究、金属・磁性材料の研究・開発に従事
1995年 定年退職
1996年 アグネ技術センター入所。
月刊誌「金属」の編集、長期連載執筆、材料関係の事・辞典編纂などに従事
2004年 退職。日本金属学会、日本物理学会、日本科学史学会、日本科学者会議、「九条」科学者の会、各会員