ごえん分校

12月15日(日)、あきる野市五日市のコミュニティ「ごえん分校」にて、『罠シェアリング×関係人口で 佐々木俊尚さんと考える“未来の地方コミュニティ”』イベントが開催されました。

罠シェアリングについて

あきる野 ごえん分校

サラリーマン猟師の小川岳人さんは、3.11の震災で電車や水などのライフラインが止まるリスクを痛感。水も食料もある田舎のほうが安全なのではとあきる野市に移住し、狩猟をはじめることに。

狩猟免許を取得したい人が増える中、縦社会の猟友会では挫折してしまう人が多い。受け皿として「罠シェアリング」という誰もが気楽に狩猟するための方法を確立した。

罠シェアリングは狩猟だけではなく、山登り、キャンプ、アウトドアなど、四季を通じて様々なイベントを行うようにしている。

罠シェアリングを確立して5年目。地元の方達との関わりやコミュニティ運営の難しさもあるが、自分たちの手で獲るプロセスの楽しさを今後も教えていきたいと小川さんは言う。

関係人口について

イノシシ

東京・福井・長野の3拠点生活を送る作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんは、あきる野で罠シェアリングという活動を通して、ジビエ料理を堪能することが楽しみの一つだという。

田舎にどっぷり浸かるのではなくて、広く弱くつながってみる。罠シェアリングは移住でも観光でもない「関係人口」を築くのにとても適しているという。

成熟社会の中で、手に入るプロセスを楽しむのが狩猟の醍醐味。地域コミュニティの可能性は「罠シェアリング」により、今後ますます広がっていくのではないでしょうか?